オリンピックで沸いているロンドンですが、普通の日でも交通渋滞がひどいのに、オリンピックで人の出入りが多くなり、輪をかけて交通渋滞がひどいようです。もともと、ロンドンは狭い道が多くて、渋滞しやすいのですが、今回のロンドン五輪に向けて、五輪専用レーンが設けられたそう。しかし、それがかえって渋滞を引き起こしているようです。オリンピックに向けて、住民へ公共交通機関の使用を促したり、自家用車の使用を禁止したりするよう対策は練っていたようですが、あまり効果はなかったようで、連日の渋滞に混乱が続いているようです。
公共交通機関を使わないというのも理由があるようで。ロンドンの地下鉄は世界最古らしいのですが、すぐに故障してストップするそう。運行中止もよくあることだとか。「遅くて、暑くて、汚くて、満員、その上ストップする」ということで、やはり日本とは事情が異なるようです。公共交通機関を利用して、遅刻したってなると、遅刻しないで行くのはずいぶん前もって行動しないとならなくなりそうですね。
オリンピック選手もこの交通事情の中、かなり苦労しているようです。アメリカチームが選手村に入るときに、シャトルバスが運行されたようですが、その際に、シャトルバスの運転手はオリンピックに向けて即席に配置された運転手だったおかげで、道に迷ってしまい、アメリカ選手の携帯電話からグーグルマップを検索して、何とか到着したという経緯もあったそうです。
どこの国でもオリンピックのような世界的な催しものになると混乱は起こるものですが、こういう機会に世界事情というのが垣間見れるのは、なかなか面白いことだなと思いました。